SION comes

SIONのアルバム『SION comes』

『SION comes』は、1998年11月26日にリリースされた、SIONの12枚目となるオリジナルアルバムです。この作品は、SIONが所属していたテイチクから東芝EMIに移籍後に発表されたもので、約1年8ヶ月の空白期間を経ての新作となります。

音楽的背景

本アルバムには、SIONが全曲の作詞と作曲を手掛けています。その音楽スタイルは、彼の独自の歌詞表現とメロディーが融合したもので、ファンからの期待に応える内容となっています。特に注目すべきは、10曲目「お前がいる」で、これはV6の井ノ原快彦に楽曲提供され、V6のアルバム『SUPER HEROES』にも収録されています。これにより、SIONと他アーティストとのコラボレーションが実現し、より幅広いリスナーに届く作品となりました。

収録曲

アルバムには、次のような楽曲が収録されています。

1. 通報されるくらいに (5:08)
2. 2番目の夢で食ってる (5:05)
3. もう一回 (5:16)
4. 幼稚な杖 (3:34)
5. 少々インチキでかまわないから (5:32)
6. うつつをぬかしたい (5:04)
7. あったかい影を連れて (4:37) - 「東北セルラー」CMソング
8. 火がつかない (4:35)
9. 午前3時の街角で (5:10)
10. お前がいる (3:53)

これらの楽曲は、SION自身の深い感情が詰まった歌詞と、聴く人の心に響くメロディで構成されています。楽曲はすべてSIONによって作られており、彼の音楽的な幅を感じることができます。

参加ミュージシャン

本アルバムには、豪華な参加ミュージシャンも名を連ねています。具体的には、以下のようなアーティストたちが演奏に参加しています。

• - SION: ボーカル、ギター
• - 池畑潤二: ドラム
• - 河村智康: ドラム
• - 小田原豊: ドラム
• - 井上富雄: ベース
• - 市川洋二: ベース
• - 松田文: エレクトリック・ギター
• - 藤井一彦: エレクトリック・ギター
• - EBBY: エレクトリック・ギター
• - 柳沢二三男: エレクトリック・ギター
• - 塩見光昭: エレクトリック・ギター
• - 細海魚: ピアノ、オルガン
• - ロケットマツ: ピアノ、オルガン
• - 伊東ミキオ: ピアノ、オルガン

これらのミュージシャンたちの演奏がSIONの楽曲に新たな魅力を加え、聴きごたえのある作品になっています。

総じて、『SION comes』は、SIONの音楽的成長と多様性を示す重要なアルバムであり、リスナーにとっては聴き逃せない一枚となっています。彼の情熱と独自の世界観が詰まった本作をぜひお楽しみください。

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